老後で生活するには一戸建てがいいのか、マンションがいいのか、迷う人も多いのですが、結論的にはメリット・デメリットを比較検討して、自分に合った選択をするのがいいでしょう。建物の保守という点では、一長一短あるにしても、マンションの方が管理しやすいと言えるでしょう。どのマンションでも修繕積立金の制度があり、大規模修繕への備えができています。小さな修理なども、自分の住まいだけでなく、お隣さんや近くの同じ作りのところに相談すれば、心強いものがあります。
一戸建てであれば、大工さんとか施工業者に相談するわけですが、普段のおつきあいがないと結構面倒なことになります。使い勝手という面では、人によりけりでしょうか。マンションは一般的に合理的な動線が用意されていますので、使いやすくできていますが、個々人の事情は配慮されていません。そこへ行くと一戸建てで自分たち用に工夫されたものもあり、マンションでは適わないところもあります。
お出かけのときは、玄関の鍵一つで済むのはマンションのいいところですし、防災対応などでも心配がないのがマンションでしょう。ヒューマン面では、近所づきあいが弱くなっているとはいえ、マンションの場合は大勢の方と顔を合わせる機会が多く、一戸建てではそうはいきません。反面からすると、プライバシーや自分の好みの生活というようなことになると一戸建ての方が断然優れています。こんなことを比較検討し、自分のライフスタイルで選ぶことをおすすめします。