パワーコンディショナーは、太陽光発電システムで必要不可欠な機器で、その主な役割は、太陽光パネルで生成した電気を普通の家庭でも使える電気に変換することです。屋根に設置するパネルと違い、パワーコンディショナーは外部からはほぼ見えないので知らない人が多いですが、このパワーコンディショナーがないとせっかく発電した電気も家庭で全く使うことができません。ですから太陽光発電システムを導入する際には必須のものです。この機器を導入する際に気をつけたいのが、まず最大底定格出力をチェックすることです。
パネルとパワーコンディショナーの出力を同じくらいにして導入するのがコツです。パネルの出力が100Aなのに、コンディショナーの方が50Aしか出力できないとしたら半分は使われず無駄になってしまうということです。そのような非効率なことにならないためにも、両方の最大出力は同じくらいにそろえてやる必要があります。また変換効率も大事なチェック項目です。
パワーコンディショナーはパネルで生成した電気を家庭で使えるように変換するための機器ですが、すべてを変換できるというわけではありません。変換する過程で電気を少しロスしてしまうのです。ロスをしないでどれくらい効率よく変換できるのかを示すのが変換効率という数値で、多くの機器は95%前後くらいになっています。性能がいいものなら、これより2~3%くらい変換効率が上昇します。
太陽光発電システムを導入する際は、この変換効率と最大定格出力をよくチェックして選ぶといいです。