自宅の屋根に設置する太陽光発電の人気は今でも続いていますが、最近の人気は、パネルをカーポートに設置する方にシフトしていっています。とはいえ、高い位置にある屋根と比べて、低い場所にあるカーポートは設置するためには、十分な太陽光が確保できるか、影が出来る障害物はないかといった条件を調べる必要はあります。条件をクリアできたのであれば、カーポートと太陽光パネルが一体型になっているソーラーカーポートは、コストパフォーマンスはとてもお得になります。郊外にある住宅で、3台以上駐車できるスペースがある場合には、載せられるパネルの量も多くなり、より費用対効果が大きくなります。
費用対効果が大きくするためには、規格品を選ぶことが大切です。3台用であれば規格品で大量生産されているので、コストを抑えることは可能になります。とはいえ、通常のカーポートと比較してもかなり高額になるソーラーカーポートは、価格が200~300万になることも少なくありません。そこで気になるのが固定資産税の問題です。
住宅を所有している人であれば毎年支払っている固定資産税は、所有している資産に応じて加算されます。これだけ高価なものを設置するとなると、住宅にかかる固定資産税にプラスされて税金がかかってくるのではないかと心配になるかもしれません。実は高価なソーラーカーポートであっても、条件によっては課税対象にはならないのです。それは壁の有無です。
雨風をよけるために、カーポートの周りを壁で覆ってしまうことはよく見かける光景です。しかし3方向を壁で覆ってしまうと、それは建物とみなされ、課税対象となってしまうのです。ソーラーカーポートを設置する際には、壁に気を付けるといいでしょう。