太陽光発電システムといえば、住宅などの建物の屋根や屋上に設置するものと専用に架台を作り設置するものがありますが、近年はカーポートに太陽光発電を設置するソーラーカーポートというものが登場しています。ソーラーカーポートは単純に言えばカーポートの屋根の部分に太陽光発電パネルを載せたものであり、これによって発電を行うというものです。カーポートを設置する状況としては、車や人が雨に濡れないようにすることで、上空は有用活用されるものではありません。あくまでも快適性を求めるものがカーポートですが、ソーラーカーポートであれば同時に発電することができ、それらを売電することで高額な設置費用をある程度、ペイ出来ることが大きな魅力です。
特に屋根があれば自動車を置くだけでなく雨の日でもその下で作業ができますし、夏の日差しを遮る作業スペースとしても利用ができます。またソーラーカーポートは屋根厚が高く不透明ですから、涼しいといったメリットがあります。一方で注意しなければならないのが、その必要とする向きや大きさです。太陽光発電では太陽光が当たらなければ発電できませんから自然と南向きがもっとも利用の設置位置になります。
また費用対効果においてはある程度の面積が必要で２台以上のカーポートである必要があります。また多くは自宅の前に設置することになるといったことが挙げられます。しかし高額なカーポートを設置する費用を太陽光発電によってある程度賄うことができるため、初期費用の負担は大きいもののトータルでの支払いは通常のカーポートを立てるよりも安くなるケースもあります。